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本日のテーマ
天窓(トップライト)ってなんで雨漏りするの?!

 

 なぜ天窓(トップライト)は交換やメンテンスが必要なんですか?

 

 

パターン① 天窓(トップライト)自体からの雨漏れ

そもそも

外壁のサッシと 天窓(トップライト)では

雨の当たる量や 日差しを浴びる量 が全く違うのです

垂直面に取り付けられたサッシには雨水が留まることはありませんが

 

天窓(トップライト)は 勾配があったとしても多少水が留まります

この留まった雨水が 中に入って行くか行かないかというのが シンプルに天窓(トップライト)寿命です

 

これって屋根雨漏れも同様

雨水の留まる時間や量が多れば多いほど「雨漏れのリスクは高まるんです

また 天窓(トップライト)と屋根の取り合い部分 からも雨水は入ります

 

 

パターン② 天窓(トップライト)周囲からの雨漏れ

実は天窓(トップライト)雨漏れは大きく分けて2種類

「天窓(トップライト)自体の雨漏れ」と「天窓(トップライト)周囲の雨漏れ」

です。

 

厄介なのは天窓周囲の方です。

 

なぜなら雨漏れ箇所の特定に最も時間とコストがかかるためです。

 

天窓(トップライト)の劣化による雨漏れはシンプルに

天窓(トップライト)を交換すれば終わりますが

天窓(トップライト)周囲からの雨漏れは

屋根のルーフィングや防水テープなどの寿命・屋根の雨仕舞に比例します

ですので天窓の交換やメンテナンスは雨仕舞を理解している専門業者でないと危険なんです

天窓の交換やメンテナンスは雨仕舞を理解している専門業者でないと危険なんです

 

 

 

天窓(トップライト)のどこが劣化して雨漏りするんですか?!

天窓(トップライト)の劣化の雨漏れはほとんどが止水パッキンの劣化です

ですので 逆を言えば止水パッキンの交換を定期的に行っていればなかなか雨漏りしにくい と言えます

 

ただ 現在 メンテナンスプログラムや 交換パーツを供給しているのはベルックス社のみで 他メーカーのものは メンテナンスがかなり厳しい状況となっています

 

どんな風に天窓(トップライト)交換するんですか

天窓(トップライト)周辺の屋根材を はがし 既存の天窓(トップライト)を外します

 

室内の光を取り込む筒などの補修を行ない

 

室内側化粧枠の取り付け

 

新しい天窓(トップライト)乗せます

 

現在 多くのメーカーが天窓(トップライト)事業から撤退しているので

全く現在と同じサイズの天窓(トップライト) は入手できません

そのため オーバーサイズ工法 という大き目の天窓(トップライト)をつける方法で工事をします

経年劣化でエプロンに亀裂が入り裂けてしまっていた天窓交換工事2台でした

今回は経年劣化でエプロンに亀裂が入り裂けてしまっていた天窓(トップライト)交換工事2台でした

 

 

 

瓦は50枚盤 ローマンFF50
天窓(トップライト)交換の際には割れたり瓦割りによって
新しい瓦が必要なので1箇所10枚以上の瓦が必要ですが入手困難な所、用意して頂けました
2箇所で10枚とギリギリですがなんとか探して頂きました

 

 

そこで新しい瓦を使うのを最小限に抑える為
工事乗り込みの前に打ち合わせしました

同じ職人の佐藤が一緒に考えてくれて
天窓(トップライト)M04サイズがどうかと提案してくれました

 

既存の天窓(トップライト)はNational 約580✖️730のサイズでした

今回は天窓(トップライト)の開閉のないFXタイプでしたので
新規の天窓(トップライト)は通常なら

VELUX
M02(780✖️780)を選ぶのですが
M04(980✖️780)を選択しました

理由は天窓(トップライト)のサイズを大きくする事で瓦が入る枚数を減らす為です

 

屋根工事でガラスが汚れない様に養生も下準備していきます

 

 

実際上手く行くのか、1日で瓦を葺き戻して雨仕舞いまで取れるのか
次の日が雨だったのでとても不安でしたが
2台とも無事に予定通りその日毎に瓦葺きまで納める事が出来ました

 

使った瓦も天窓(トップライト)2台で5枚程度と大幅に抑える事が出来ました

 

 

自分は1日で屋根施工が終わらない場合には
雨予報でなくても必ず必要以上に天窓(トップライト)周辺を雨養生します

 

お客様の財産である家を守るため
屋根、天窓(トップライト)工事は雨仕舞いを取るのが難しい為
知識、経験がある会社に頼むべきと改めて思いました

 

施工前

施工後

 

施工前

 

施工後

貴重な瓦、天窓(トップライト)工事、
両方とも施工する機会を頂けてとても嬉しく
お客様にも手伝ってくれた仲間にも
とても感謝してます、

ありがとうございました

 

かわらぶき一級技能士

瀬戸 和哉

 

天窓(トップライト)コラム
天窓(トップライト)を塞ぎたい、その費用と注意点

どうやって塞ぐの?!

 

天窓の周囲の屋根材を一度剥がし

天窓を撤去します。

 

 

屋根材を一度剥がす理由は

「雨漏り」させないためです。

 

 

 

実は屋根材の下には「ルーフィング」と呼ばれる防水シートが

張ってあります。

 

 

この黒いシートがルーフィングです

ルーフィングにつてはこちらも参考にしてみてください

 

そのルーフィングをきちんと処理しないと

工事後の「雨漏り」に繋がります。

 

 

費用はどのくらい?!

 

天窓(トップライト)撤去の費用は20~30万です。

天窓(トップライト)の交換よりも安く出来るので

コストを押さえたい場合は「撤去」をお勧めします。

 

 

メリットデメリットは?!

 

メリットは何と言っても

撤去してしまえば天窓(トップライト)メンテナンスが不要であるということと

天窓(トップライト) からの暑さもなくなります

 

デメリットは やはり暗くなってしまうという部分でしょう

 

 

ただその暗さも 照明など工夫すれば改善できると思います。

 

最も簡易的な方法は

天窓(トップライト)のついていた箇所をベニヤなどで塞ぐことです。

 

 

天窓を塞ぐタイミングは?

 

天窓(トップライト)工事にも「足場」が必要な場合がほとんどです

 

 

 

ですので、外壁塗装などで足場のあるタイミングがベストです。

 

足場のあった時にやった方が良い工事とは?

 

また天窓自体の寿命も25年前後と言われており

その前にやる方がお勧めです。

 

 

優良業者の探し方って?!

 

現在天窓(トップライト)のメンテナンスプログラムが存在するのが

「ベルックス」のみとなっております。

 

逆を言えばメンテンスできるのも「ベルックス」のみなんです。

 

ですので「ベルックスの認定施工店」から検索するのがベストです。

 

ご相談はこちらまで

メールの方はこちら

ラインの方はこちら

電話の方は 0463-34-3501 まで

 

 

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

成田 崇

・かわらぶき2級技能士

・瓦屋根工事技師

・瓦屋根診断技師

 

趣味

サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

 

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

ナショナルの 天窓(トップライト)を解体してみた

劣化していた 天窓(トップライト) 分解してみました

 

天窓(トップライト)がどういうメカニズムであるかというのも簡単に説明できると思います

結論から言うと 雨漏りは内部のパッキング の劣化からきます

ただこれは天窓(トップライト)本体からの雨漏りの原因であり

天窓(トップライト)周辺からの雨漏りの場合はそれでは止まりません

 

それではビスを外してみましょう

 

 

 

天窓(トップライト)外枠が外れました

天窓内部はとてもシンプルで、木枠と ガラスのみです

この木枠とガラスの隙間に パッキン材が入っており

 

それが劣化すると天窓(トップライト)から 雨漏りにつながります

 

 

ほとんど似たようなたような構造で天窓(トップライト)ができており

外側をシールすることで とまると思っている方は多いと思いますが

それでは止まらないケースが多いのはその理由です。

天窓(トップライト)の交換でとても大事なポイントとは?

天窓(トップライト)の 交換工事が 完了しました

 

今回の交換は カバー工法などの屋根工事はしないで 天窓(トップライト)の交換のみ行いました

 

天窓(トップライト)の交換でとても大事なポイントとは?

 

 天窓(トップライト)の周囲の防水処理です

 

天窓(トップライト)のトラブルで もっとも困るのは 天窓(トップライト)からの雨漏りです

 

なぜ 雨水が漏ってしまうかというと 屋根の知識がなかったり

 

 

専用の防水シートを使っていなかったり します

 

天窓(トップライト)交換工事の 最も大切な部分と言えるでしょう

 

次は 天窓(トップライト) のサイズです

 

特に 他メーカーから ベルックス社へ交換する場合は

 

同じ寸法がないので 少し大きなものをつける必要があります

(オーバーサイズ工法)

 

 

現地調査の際に きちんと現状把握した上で サイズやガラスの種類などを提案できるかどうかというのが大切なポイントです

 

 

また開閉式の天窓(トップライト)をつける場合にはどのようなメリットデメリットがあるかというのも きちんと説明できなければいけません

現在天窓を販売しているのは2社のみです

現在 天窓を販売している会社は 3社あります

 

ベルックス、LIXIL,YKKです

 

YKKは ベルックスのOEMを販売しているので

 

大きく分けるとベルックスとLIXILのみということになります

 

さらにメンテナンスプログラムがある会社は ベルックスのみです

 

今回は 20年以上経過している ナショナル製の天窓交換の依頼でした

 

上記にあるようなメーカー以外のものは

 

メンテナンス不可です。

というよりも

20年以上経過した天窓は交換パーツの供給が一切ないので そもそも 交換やメンテナンスができないということになります

 

そうなると ベルックスの天窓に交換する ことしかできません

 

 

今回の屋根は 栄四郎瓦の FF50という特殊な屋根瓦で

 

現在は廃盤になっているもので たまたまメーカーの人との繋がりがあり 少量手に入れることができました

 

 

屋根の 専門業者でなければそのあたりも かなり難しいと思います。

 

 

天窓 のメンテナンスや交換は

 

天窓の専門店まで ご相談ください。

天窓(トップライト)からの 雨漏れは シーリングでは止まらない!?

天窓からの雨漏りを 外側だけのシーディングで止まらないかという相談をよく受けます

 

結論から言うと 多く場合、雨漏れは止まりません

 

 

なぜならば 雨が漏る原因の多くは 見えない部分(内部)の パッキンの劣化による可能です

 

理論的には外側 からの 雨水の浸入を 完全に止めることができれば

 

とめることはできますがこの 外部からの雨水の浸入を完全に止める というのが至難の技です

 

ガラスの周りだけをシーリングしたのでは 別の箇所から入ってきますし 逆にシールをしてはいけない部分もあります(雨水を排出する箇所)

 

こちらも参考にしてみてください

 

ですので 外側からのシールで止まればラッキーぐらいの 感覚でいたほうがいいと思います

 

また 天窓の寿命は 25年程度といわれています

 

根拠は 天窓の 交換や修理に関するパーツの供給が 25年で終わってしまうためです

 

 

交換パーツの供給がないということは 修理のために 枠を外して中の補修をすることが困難ということになります

 

ですので25年経ったら 天窓は交換することを推奨します

天窓(トップライト) 新設工事について

天窓(トップライト)を 新設する工事を行ないました

 

もともと 一つはついていましたが

 

空気の流れを 作りたいということで 追加で開閉式の天窓(トップライト)をつけました

 

既存住宅の 天窓(トップライト)新設工事は 最も難易度が高く

 

 

 

専門性も要求されます

 

なぜならば 既存の屋根を一度解体し

 

屋根に穴を開けて そこに天窓(トップライト)を設置するためです

 

 

その工事には 屋根の 雨仕舞という特殊な知識が必須条件となっています

 

 

天窓(トップライト)設置、天窓(トップライト)の修理

天窓(トップライト)の雨漏れ は 天窓の専門店まで

リフォームに関する書籍紹介について

現在多くの方が 何かを調べようとしたら

 

ネットで検索すると思います

 

ネット検索の いいところは 情報が早いところ

や手軽だったりするところがありますが

 

もちろん危険もあります

 

それは どこからお金が発生しているのかという部分です

 

ネットにある情報は 自社に都合のいい情報を流しているものも多くあります

 

なので 無料の情報と言うのは気を付けなければいけません

簡単に削除できますしね。

 

逆に書籍 などは そもそも本の 価格を払う必要があります

 

いわばその価格が情報料といっても いいでしょう

 

また書籍に関しては 編集者のチェックや

世の中に出回ってしまうためウソを書いた場合などは

本人の経歴 などにも大きな影響を及ぼします

 

ですので 書籍はきちんと精査した情報である可能性が高いのです。

 

 

 

住宅リフォームで困っている方に

そのような有益な情報を今後は流して行きたいと思っていますので

 

書籍からの 情報を今後はお伝えして行きたいと思います。

 

天窓でお困りの方は天窓の専門店へ

屋根のルーフィング(防水シート)の重要度について

屋根のルーフィングの重要度について

 

ルーフィングとは 屋根の防水シートのことです

 

 

屋根というのは 表面に見えている仕上げ材(瓦やスレートなど)と

 

みえていないルーフィング(防水シート)の二層構造で屋根を防水をしています

 

皆さん 見えないのであまり意識していませんが

 

このルーフィング(防水シート)が傷んでくると雨漏りします

 

瓦だからまだ全然大丈夫

 

だとかもう塗装もしたし しばらくは大丈夫

 

と思ったら大間違いです

 

なぜならこのルーフィング(防水シート)は30年前後で寿命がきてしまうからです

 

熱による収縮で破れてしまう

 

 

ですので このルーフィング(防水シート)を交換しない限り

 

瓦だから一生大丈夫だとか何度塗装していても 関係ありません

 

ですので 30年に一度必ず屋根の リフォーム工事を行うようにしてください

 

雨漏りしてからだと 柱がいたんでしまったりさらに費用がかかってしまうことが多いです

 

何事も事前対応で対応して行きたいものです