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ナショナルの 天窓(トップライト)を解体してみた

劣化していた 天窓(トップライト) 分解してみました

 

天窓(トップライト)がどういうメカニズムであるかというのも簡単に説明できると思います

結論から言うと 雨漏りは内部のパッキング の劣化からきます

ただこれは天窓(トップライト)本体からの雨漏りの原因であり

天窓(トップライト)周辺からの雨漏りの場合はそれでは止まりません

 

それではビスを外してみましょう

 

 

 

天窓(トップライト)外枠が外れました

天窓内部はとてもシンプルで、木枠と ガラスのみです

この木枠とガラスの隙間に パッキン材が入っており

 

それが劣化すると天窓(トップライト)から 雨漏りにつながります

 

 

ほとんど似たようなたような構造で天窓(トップライト)ができており

外側をシールすることで とまると思っている方は多いと思いますが

それでは止まらないケースが多いのはその理由です。

天窓(トップライト)からの 雨漏れは シーリングでは止まらない!?

天窓からの雨漏りを 外側だけのシーディングで止まらないかという相談をよく受けます

 

結論から言うと 多く場合、雨漏れは止まりません

 

 

なぜならば 雨が漏る原因の多くは 見えない部分(内部)の パッキンの劣化による可能です

 

理論的には外側 からの 雨水の浸入を 完全に止めることができれば

 

とめることはできますがこの 外部からの雨水の浸入を完全に止める というのが至難の技です

 

ガラスの周りだけをシーリングしたのでは 別の箇所から入ってきますし 逆にシールをしてはいけない部分もあります(雨水を排出する箇所)

 

こちらも参考にしてみてください

 

ですので 外側からのシールで止まればラッキーぐらいの 感覚でいたほうがいいと思います

 

また 天窓の寿命は 25年程度といわれています

 

根拠は 天窓の 交換や修理に関するパーツの供給が 25年で終わってしまうためです

 

 

交換パーツの供給がないということは 修理のために 枠を外して中の補修をすることが困難ということになります

 

ですので25年経ったら 天窓は交換することを推奨します

屋根のメンテナンス時に 天窓(トップライト)はどうするの?!

屋根の葺き替え工事や 屋根のカバー工法工事 を考えている方は

 

同時に天窓(トップライト)を メンテナンスもしくは交換することをお勧めしています

 

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屋根の寿命と 天窓(トップライト)の寿命は それほど変わらないか

 

もしくは天窓(トップライト)の方が寿命が短いとされています

 

さらに 今付いている天窓(トップライト)が ベルクス社 以外であると メンテナンスは困難となります

 

なぜならば 交換パーツの供給や メンテナンスプログラムが あるのは

ベルックス社のみだからです

 

 

屋根のカバー工事などを進めている 業者さんの多くは

 

天窓(トップライト)の関しての知識が有りません

 

できれば触りたくないと考えて います

 

ので 一切天窓(トップライト)はいじらずに 屋根のカバー工事だけやってしまいます

 

 

それをやってしまうと負債を未来に残すだけと言うことになりなり

屋根カバー工事後 天窓(トップライト)から雨漏りがしてきて

 

 

また足場を架けて天窓(トップライト)修理をしなければいけないということも

とても多いです

 

ですので 屋根のカバー工事や葺き替え工事などと一緒に 天窓(トップライト)窓の交換も しておくことが大事です

天窓(トップライト)に寿命があるの?

天窓(トップライト)は ほとんどの場合

壊れてから 修理をしなければいけないとか交換しなければいけない

こういう風に思うかたが多いものです

 

そこで考えなければいけないのは

「屋根の寿命と 天窓(トップライト)の寿命は 同じではない 」ということです

 

例えば 瓦屋根の場合は 30年ぐらいは ほとんどなんでもないと思います

 

ところが 天窓(トップライト)に関しては 20年から25年ぐらいで寿命の時期です

 

 

ということは

 

「瓦の寿命よりも天窓(トップライト)の寿命の方が短い」

 

ということです

 

ではメンテナンスはどうすればいいのと思う方も多いと思います

 

最もお勧めしているのは 外壁の塗装時です

 

屋根のメンテナンスはほとんどしなくても外壁のメンテナンスは 10年から15年でされる方が多いと思います

 

 

そのときに一緒に天窓(トップライト)も点検や修理をしてしまいましょう

 

天窓(トップライト)が 劣化してくると 最悪の場合雨漏りにつながります

 

 

そして天窓(トップライト)の雨漏りは 家の中のクロスを痛めてしまったり 柱を痛めてしまったりというケースもあります

 

外壁塗装の際は天窓(トップライト)もいっしょに点検する

ということを念頭において 家のメンテナンスをしてください