天窓(トップライト)のガラスが割れた! その補修方法と費用とは?!
2023年04月23日
天窓(トップライト)のガラスが割れた!その補修方法と費用とは?!
屋根に取り付けられた天窓(トップライト)。
採光性や換気性を上げられるのがメリットです。
ですが、何らかの原因で天窓のガラスが割れてしまうケースがあります。
雨水などの侵入を防ぐためにも、いち早く補修したいところ。
今回は、天窓の補修方法と費用について解説します。
住宅の天窓のガラスが割れたなどの悩みがある方は一度参考にしてください。
天窓のガラスが割れる原因
天窓のガラスがどうして割れるのか気になっている方も多いのではないでしょうか?
割れる原因として、以下のものが挙げられます。
・温度変化
・自然災害
まずは、天窓のガラスが割れる原因について説明します。
温度変化
急激な温度変化は天窓のガラスが割れる原因のひとつ。
直射日光を受けている部分と受けていない部分で温度差が発生します。
温度差が大きくなればなる程、天窓のガラスにヒビが入ります。
また、デコレーションシールやワイヤーを用いていると、温度差が発生するので、注意してください。

自然災害
台風などの自然災害が原因で天窓のガラスが割れる場合があります。
予想外の所から石などが飛んでくるかもしれません。
ガラスの割れた天窓の補修方法
ガラスが割れた天窓の補修方法は、天窓またはガラスの交換。
天窓が必要ないと感じた際は屋根の穴を防ぐのも選択肢に挙げられます。
新しい天窓に交換する際の手順
ガラスが割れた天窓を撤去し、新しい天窓に設置するまでに一体どのような工程が存在するか気になっている方も多いのではないでしょうか?
交換する際にさまざまな手順が存在します。

ここでは、新しい天窓に交換する際の手順について解説するので、一度チェックしてください。
現地調査
まずは現地調査で天窓や屋根の状態をチェック。
現地調査は見積もりやリノベーションプランの作成を行う上で欠かせません。
業者によっては、ドローンを用いて現地調査を行っているケースも存在します。
ガラスが割れた天窓の撤去
ガラスが割れた天窓と周辺の屋根材を撤去。
養生を行い、室内にゴミが入らないようにするのがポイントです。
新しい天窓の設置
ガラスが割れた天窓を撤去したら、新しい天窓を設置します。
天窓によってサイズが異なります。
ガラスが割れた天窓よりサイズが大きい場合、屋根に開いた穴を広げます。
防水処置
天窓をただ交換すれば良いわけではなく、雨漏り対策も重要。
防水シートを貼り、雨漏り対策を行います。

屋根材の設置
防水シートを貼った後、屋根材を新たに設置します。
設置し終えたら、新しい天窓の交換は完了です。
ガラスの割れた天窓の補修費用
ガラスの割れた天窓を補修する際、一体どのくらいの費用がかかるかも押さえておきたいところ。
十分な予算を用意できるか不安に感じている方もいるのではないでしょうか?
補修費用は以下の通りです。
・ガラスの交換:約6~10万円
・天窓の交換:約50万円以上

新しい天窓の選び方
天窓によって、機能が異なります。
気になる天窓を見つけたら、一体どのような機能があるかチェックしてください。
選ぶポイントは以下の通り。
・費用
・サイズ
・開閉できるかどうか
・カーテンがあるかどうか
・遮音性
ここでは、新しい天窓の選び方について説明します。
費用
天窓によって、費用が変わってきます。
気になる天窓がある方は予算の範囲内かチェックしてください。
サイズ
サイズも選ぶ基準に挙げられます。
天窓によって、屋根の穴をどのくらい広げるかが変わるからです。
また、住宅の印象に関わってくるのも理由のひとつ。
サイズ次第で住宅の印象が良くなる場合もあれば、悪くなる場合もあります。
開閉できるかどうか
天窓によっては、開閉できるタイプと開閉できないタイプに分けられます。
通気性を求めている方は開閉できるタイプに選択肢を絞ってはいかがでしょうか?
開閉できるタイプを選択する場合、開閉する方法もチェックしてください。
カーテンがあるかどうか
「天窓を設置しているけど、日差しで室内が暑い。」などの悩みを抱えている方もいます。
遮熱性を上げるためにも、カーテンがあるかどうかも把握する必要があります。
また、カーテンがあることでプライバシーを確保できるのもメリット。
自分や家族のプライバシーを守ることも長期に渡って住み続けるコツです。
遮音性
雨の音などが気になる場合、遮音性が優れているかチェックすることをおすすめします。
天窓により、遮音性が異なります。
自然災害が原因でガラスが割れた場合は火災保険の申請が大事
自然災害で天窓のガラスが割れた場合、火災保険を一度申請しましょう。
保険金で補修費用を賄うのも大切です。
経年劣化の場合、火災保険を利用できないので注意してください。
加入している火災保険の内容を一度チェックすることをおすすめします。
まとめ
天窓のガラスが割れた場合、ガラスまたは天窓そのものを交換することになります。
日差しで室内が暑くなるなどの悩みがある方は天窓を塞ぐのも選択肢のひとつ。
信頼できる業者に一度相談し、適切なアドバイスを受けてはいかがでしょうか?
自分に合った天窓を見つけ、快適な室内にしてください。
天窓(トップライト)の交換や修理ご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇天窓の専門店の天窓(トップライト)工事施工得意エリア
平塚市・茅ヶ崎市・伊勢原市・藤沢市・鎌倉市・逗子市・葉山町・横浜市・厚木市・秦野市・小田原市・大磯町・二宮町・大井町・海老名市・大和市・綾瀬市・座間市・清川村・愛川町・相模原市・寒川町
天窓からの雨漏り、その理由3選とは!?|天窓修理・天窓雨漏り|天窓は天窓の専門店へ
2023年04月10日
天窓からの雨漏り、その理由3選とは!?
天窓・トップライトから雨漏りが発生して悩まされている方も多いのではないでしょうか?
雨漏りを放置し続けると、後で取り返しのつかない事態が発生するかもしれません。
見つけ次第、できる限り早めに対処することが大切です。
今回は、天窓・トップライトから雨漏りが発生する理由について紹介します。
雨漏りについて関心を持っている方は一度参考にしてください。
天窓・トップライトから雨漏りが発生する理由3選
天窓・トップライトから雨漏りが発生する理由は複数存在します。
主に3つが挙げられます。
・ゴムパッキンの劣化
・板金と防水紙の劣化
・ゴミ

適切な修理を行うためには、
天窓・トップライトのどこに問題が起きているか押さえておきたいところ。
早速ですが、各理由について解説します。
ゴムパッキンの劣化
天窓・トップライトを設置する際、ゴムパッキンが用いられています。
ゴムパッキンは屋根とガラスの隙間を埋める物。
雨水が侵入するのを防いだり、ガラスがズレないようにする役割も持っています。
年数を重ねるごとにゴムパッキンが劣化します。
ゴムパッキンの部分から浸水し、カビの発生や腐食などの問題に発展する恐れがあるので、注意したいところ。

劣化する原因として、雨風や紫外線などが挙げられます。
板金と防水紙の劣化
天窓・トップライトから雨漏りを防ぐために板金と防水紙で屋根との間にできた隙間を防ぎます。

ゴムパッキン同様、年数を重ねるごとに劣化するため、注意が必要。
雨漏りが発生した際は、板金と防水紙に問題ないかチェックします。
ゴミ
天窓・トップライトの周辺にゴミや落ち葉が落ちてきます。
場合によっては、鳥の巣ができているかもしれません。
水切りがゴミや落ち葉で詰まってしまうと、雨水が溜まっていきます。
結果、雨漏りが発生し、大規模なリフォームが必要になる可能性があります。
どのタイミングで天窓・トップライトの修理を行うか
天窓・トップライトの修理を行いたいけど、一体どのタイミングで行えば良いか分からないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
10年に1回の頻度で屋根の修理を行い、
天窓・トップライトを補修することが大切です。
もちろん、10年経過していなくても、
天窓・トップライトに異変を感じた際は業者に一度相談しましょう。
天窓・トップライトを修理する方法
天窓・トップライトを長期に渡って設置し続けるためには、適切な修理が必要です。
修理の方法として、主に以下のものが挙げられます。
・天窓の清掃
・コーキング材の打ち直し
・ビスの補強
・雨桶のチェック
・天窓の交換
ここでは、どのような方法で天窓・トップライトの修理を行っていくかについて説明します。
天窓・トップライトの清掃
定期的に天窓・トップライトの清掃を行い、
太陽光を取り込みやすくすることが大切です。
汚れなどにより、
太陽光が取り込みにくくなる恐れがあります。
結露をこまめに拭き取るのも清掃する際のポイント。
コーキング材の打ち直し
コーキング材をゴムパッキングが劣化する前に打ち直し、
天窓・トップライトからの雨漏りを防ぐのも重要です。
天窓と屋根の間に隙間ができないようにしましょう。
ビスの補強
ビスの補強も修理の一環。
天窓・トップライトを固定しているビスは経年劣化で浮きます。
雨桶のチェック
屋根から雨桶まで雨水が流れているかどうかチェックする必要があります。
流れが悪くなっている場合、雨漏りが発生するかもしれません。
雨桶にゴミなどが溜まりやすいので注意してください。
天窓・トップライトの交換
天窓・トップライトの寿命は約25年前後。

寿命を迎えたら、新たに交換する必要があります。
住宅に設置している天窓・トップライトが寿命を迎えていないかどうかチェックすることをおすすめします。
撤去するのも選択肢のひとつ
人によっては、天窓・トップライトが不要だと感じている方も多いのではないでしょうか?
不要な場合、撤去するのも選択肢に挙げられます。
撤去することで雨漏りのリスクを軽減することができます。
採光性に問題がないかが撤去するかどうかの判断基準。
信頼できる業者に相談するのが大事
天窓・トップライトの修理を予定している方は、信頼できる業者に相談することをおすすめします。
業者を選ぶ際、施工実績や在籍しているスタッフ、設立年などをチェックし、信頼できるかどうか判断してください。
修理の後、予想外の事態が発生する可能性もゼロではありません。
どのような保証が用意されているかを把握することが大切です。
また、業者によって施工エリアが異なります。
施工エリア外でも天窓・トップライトの修理を行っているかどうか把握するのもポイント。
まとめ
天窓・トップライトから雨漏りが発生した際、いち早く対処し、被害を最小限に抑えましょう。
被害の状況によっては、修理にかかる費用が想像以上にかかってしまうかもしれません。
雨漏りの発生をいち早く把握するためにも、普段から住宅の状態に気を配ることが大切です。
信頼できる業者に依頼し、ゴムパッキンの劣化などの問題を解消してください。
天窓(トップライト)の交換や修理ご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
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平塚市・茅ヶ崎市・伊勢原市・藤沢市・鎌倉市・逗子市・葉山町・横浜市・厚木市・秦野市・小田原市・大磯町・二宮町・大井町・海老名市・大和市・綾瀬市・座間市・清川村・愛川町・相模原市・寒川町
天窓(トップライト)のガラスの割れ 天窓(トップライト)の割れの原因は?その対策とは?!
2023年03月19日
天窓(トップライト)の割れの原因は?その対策とは?!
天窓(トップライト)を設置したいけど、割れないか心配と感じている方も多いのではないでしょうか?
割れにくくするための対策を行うためには、割れてしまう原因について知っておきたいところ。
今回は、天窓が割れる原因に加え、割れにくくするための対策について解説します。
これから、新築住宅の施工やリフォーム、リノベーションを予定している方は一度参考にしてください。
天窓が割れる原因
天窓が割れる原因はいくつか存在します。
主な原因は以下の通り。
・温度差
・錆
・熱がこもりやすいシート
・使用しているガラス
・自然災害
・飛来物
早速ですが、各原因について説明するので、天窓について関心を持っている方は一度チェックしてください。
温度差
熱による膨張で天窓が割れやすくなります。
屋根に設置する関係上、直射日光が当たりやすいです。
直射日光が当たった部分は温度が急激に上昇し、影の部分と大きな温度差が発生。
結果、天窓が膨張します。
天窓には、網入りガラスが用いられています。
ガラスとワイヤーの熱膨張率に差が生じる点に注意してください。
錆
錆による劣化も天窓が割れる原因のひとつ。
天窓に錆が発生すると、耐久性が下がります。
耐久性が下がった状態で温度差が発生することで割れてしまいます。
錆が発生する原因は以下の通り。
・雨水
・結露
普段から住宅の状態に関心を持ち、ワイヤーが錆びていないかチェックしましょう。
熱がこもりやすいシート
遮熱フィルムやインテリアシートを窓に貼っている方も多いのではないでしょうか?
貼っている部分と貼っていない部分の間で温度差が生じやすくなるので、注意が必要です。
使用しているガラス
天窓を設置する際、どのガラスを用いるか意識したいところ。
ガラスによっては、熱で割れやすいです。
自然災害
地震や台風などの自然災害によって、天窓が割れる場合があります。
自然災害が発生した後、住宅の状態を細かくチェックしましょう。
天窓が割れているかどうかだけでなく、屋根や外壁などの破損が発生しているかもしれません。
飛来物
ボールなどの飛来物が天窓に当たり、割れてしまうかもしれない点に注意してください。
日常生活を送っていく中で一体何が起きるか分かりません。
天窓を割れにくくするための対策
天窓を割れにくくするためには、一体何をすれば良いか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
主な対策として、以下のものが挙げられます。
・家具を近づけない
・暖房器具の熱を当てない
・熱がこもりやすいシートを貼らない
・耐久性に優れたガラスに交換する
・パッキンの交換
・サッシごと交換
天窓を割れにくくするためにできることがいくつも存在します。
ここでは、天窓を割れにくくするための対策について触れていくので、新築住宅の施工やリフォーム、リノベーションの参考にしてください。
家具を近づけない
家具を窓に近づけ過ぎると熱が反射します。
天窓の一部の温度が上がり、割れやすくなります。
温度差を作らないためにも、家具を天窓に近づけないようにするのがポイント。
暖房器具の熱を当てない
暖房器具の向きを変え、天窓に温度差を発生させないのも対策の一環です。
新築住宅の施工やリフォーム、リノベーションを行う際、暖房器具をどこに設置するか一度検討したいところ。
部屋のレイアウトにより、天窓の位置が変わってきます。
熱がこもりやすいシートを貼らない
遮熱フィルムやインテリアシートを貼らないのも天窓を割れにくくする方法のひとつ。
温度差を生じにくくしましょう。
耐久性に優れたガラスに交換する
熱に割れやすいガラスを避け、熱に割れにくいガラスを用いることが大切です。
ガラスによって、熱で割れやすいかどうかが変わってきます。
熱に割れやすいガラスは以下の通り。
・網入りガラス
・複層ガラス
逆に耐熱強化ガラスは熱で割れにくいです。
薄いガラスも熱に割れにくい反面、強度が下がってしまうので注意してください。
パッキンの交換
天窓周辺に用いられているパッキンも年数を重ねるごとに劣化していきます。
硬くなるのに伴い、衝撃を吸収しにくくなります。
結果、天窓が割れやすくなるので注意が必要。
パッキンを交換し、衝撃を吸収しやすくしましょう。
サッシごと交換
性能が高い天窓にサッシごと交換するのも選択肢に挙げられます。
ガラスだけでなく、サッシの性能も重視することが大切です。
気になる天窓を見つけたら、どのような性能なのかチェックしてください。
天窓について業者に相談することが大事
新築住宅の施工やリフォーム、リノベーションを予定している方は業者に一度相談してみてはいかがでしょうか?
天窓に関するアドバイスを受け、納得のいく工事を行うことが重要です。
業者によっては思いもよらないアドバイスを頂けるかもしれません。
まとめ
温度差や自然災害などにより、天窓が割れてしまう場合があります。
予想外の事態で想像より早く割れる可能性も十分考えられます。
普段から住宅に関心を持ち、適切なメンテナンスを行いたいところ。
また、天窓の種類は多岐に渡ります。
気になる天窓を見つけたら、どのような特徴があるかをチェックし、設置するかどうか判断してください。
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この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
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〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
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天窓(トップライト)のプロが教える 天窓(トップライト)は暑い?は本当ですか?!
2023年02月28日
天窓(トップライト)は暑い?は本当ですか?!
住宅の間取りや外観により、住み心地が変わってきます。
人によっては天窓(トップライト)を付ける方と付けない方がいます。
新築住宅の施工またリフォーム・リノベーションで
天窓(トップライト)を取り付けるかどうか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
人によっては、天窓(トップライト)を取り付けると、
暑くなるのではないかと感じている方もいるかもしれません。

今回は、天窓(トップライト)を取り付けると、暑くなるのかどうかの疑問に答えます。
天窓(トップライト)に遮熱ガラスを使えば暑くなりにくい
現在、多くの天窓(トップライト)に遮熱ガラスが使われています。
遮熱ガラスとは、太陽の熱を反射・吸収するガラス。
室内の温度が一定に保たれているため、
天窓(トップライト)は夏場でも暑くなりにくいです。
場所や天候、人によっては、天窓(トップライト)が暑いと感じるかもしれません。
暑いと感じるかどうかには、個人差があります。
天窓(トップライト)による暑さを軽減するための工夫
天窓(トップライト)による暑さをどうしても
軽減したいと感じている方も多いのではないでしょうか?
暑さや寒さにより、住み心地がどうしても変わってきます。
自分や家族が快適なのかどうか把握し、
天窓(トップライト)暑さを軽減する工夫が必要かどうか判断してください。

天窓(トップライト)暑さを軽減する主な工夫は以下の通りです。
・遮光アイテム
・ガラスフィルム
・新しい天窓(トップライト)に交換
工夫次第で天窓(トップライト)暑さを軽減することができます。
ここでは、各工夫について触れていくので、
これから暑さ対策を行う方は一度参考にしてください。
遮光アイテム
暑さを和らげるためにいかに日差しを遮るかが重要になってきます。
天窓に遮光アイテムを用いて暑さ対策を行ってはいかがでしょうか?
遮光アイテムとして、以下の物が挙げられます。
・遮光カーテン
・ロールスクリーン
・ブラインド
暑さ対策を行う際、遮光アイテムの色も意識したいところ。
色によって遮光性が変わります。
色が濃ければ濃い程、遮光性に優れています。
ガラスフィルム
ガラスフィルムを天窓(トップライト)に貼り、暑さを軽減するのも対策の一環。
熱だけでなく、紫外線を遮断できるのもポイントです。

通販サイトでもガラスフィルムが販売されているので、
気になる方は一度チェックすることをおすすめします。
新しい天窓(トップライト)に交換
天窓(トップライト)に用いられているガラスが遮熱ガラスでない場合、
新しい天窓(トップライト)に交換するかどうか一度検討してはいかがでしょうか?
交換する場合、十分な費用が必要になるので、
予算の準備をできる限り早めに行うことが大切です。
天窓(トップライト)の遮熱ガラス以外に熱さを軽減する工夫
天窓(トップライト)の遮熱ガラス以外に暑さを軽減するための工夫が存在します。
断熱材と熱反射シートを用いるのも暑さを和らげる方法のひとつです。
その他にも、輻射式冷暖房パネルで室内の温度を安定させるのも暑さ対策に挙げられます。
設置するのにまとまった費用がかかるため、
新築住宅の施工またはリフォーム・リノベーションを予定している方は注意してください。
天窓(トップライト)を設置するメリット
天窓(トップライト)を設置する際、
一体どのようなメリットがあるか押さえておきたいところ。
メリットを踏まえた上で設置するかどうか決定してください。
ここでは、天窓(トップライト)のメリットについて解説します。
採光性の向上
天窓(トップライト)を設置することにより、採光性が向上。
室内を明るくしたいと感じている方は天窓(トップライト)の設置を検討しましょう。
体内時計を整える機会が作れる
太陽の光を浴び、体内時計を整える機会を作れるのもメリットです。
生活リズムを整えるために日光浴が欠かせない方も多いのではないでしょうか?
立地によっては、太陽の光を取り込みにくい可能性も存在します。

日光浴が行いにくいと感じた際は、
天窓(トップライト)を設置するかどうか一度検討したいところ。
開放感が得られる
天窓(トップライト)を設置することにより、
開放感が得られるのもメリットです。

夜になると、天窓(トップライト)から星空を楽しむことができます。
家族で素敵な夜景を楽しみたい方は設置するかどうか
一度話し合ってみてはいかがでしょうか?
家具を置きやすくなる
天窓(トップライト)を設置すると、
壁に取り付ける窓の枚数を減らせます。
それにより、家具を配置しやすくなるのがメリット。
暑さ以外の注意点
天窓(トップライト)を設置する際、
暑さ以外に意識しないといけない部分があるのか気になっている方も多いのではないでしょうか?
長期に渡って住み続けるなら、暑さ以外の注意点にも目を向けたいところ。
主な注意点は以下の通りです。
・天窓(トップライト)の掃除の手間がかかる
・天窓(トップライト)からの雨漏りの恐れがある
ここでは、暑さ以外の注意点について説明します。
天窓(トップライト)掃除の手間がかかる
天窓(トップライト)は高い位置に設置する関係上、
どうしても掃除するのに手間がかかってしまいます。
高所での作業を行い、
ケガをするのが心配だと感じている方は業者に掃除を依頼するのも選択肢のひとつです。
天窓(トップライト)から雨漏りの恐れがある
天窓(トップライト)に用いるゴムパッキンなどが劣化してしまうと、
天窓(トップライト)から雨漏りのリスクが高くなってしまいます。
天窓(トップライト)からの雨漏りを放置し続けると、
住宅が倒壊・崩壊するなど、取り返しのつかない事態に発展する可能性がある点に注意したいところ。
天窓(トップライト)を設置する際は、
普段から天窓(トップライト)から雨漏りが起きていないか住宅の状態に関心を持つことが大切です。
天窓(トップライト)に関する悩みを業者に相談するのがおすすめ
新築住宅の施工またはリフォーム・リノベーションで天窓(トップライト)の設置を予定している方は業者に一度相談してはいかがでしょうか?
間取りや外観などについて的確な天窓(トップライト)設置のアドバイスが頂けるかもしれません。
依頼するかどうか判断する際、天窓(トップライト)の設置に関する実績を一度チェックしましょう。
まとめ
遮熱ガラスを用いれば、天窓(トップライト)による暑さを軽減することが可能。
立地やその日の天候によっては暑いと感じるかもしれない点に注意してください。
暑いと感じるかどうかに個人差があるので、
天窓(トップライト)遮熱ガラスを設置しても暑いと感じた際は遮光アイテムを用いることが大切です。
天窓(トップライト)にするかどうかで間取りや外観が大きく変わります。
家族や業者と十分話し合い、設置するかどうか判断しましょう。
天窓(トップライト)の交換や修理ご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇天窓の専門店の天窓(トップライト)工事施工得意エリア
平塚市・茅ヶ崎市・伊勢原市・藤沢市・鎌倉市・逗子市・葉山町・横浜市・厚木市・秦野市・小田原市・大磯町・二宮町・大井町・海老名市・大和市・綾瀬市・座間市・清川村・愛川町・相模原市・寒川町
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天窓(トップライト)を塞ぐ方法もある? 天窓撤去 そのメリット・デメリットやその費用について
2023年02月13日
天窓(トップライト)を塞ぐ方法もある?
メリット・デメリットやその費用について
住宅によっては、天窓(トップライト)が設置されているケースがあります。
リフォーム・リノベーションで天窓(トップライト)を塞ぎたいと考えている方もいるのではないでしょうか?
納得のいくリフォームを行う際、天窓(トップライト)を残すかどうかもひとつのポイントになってきます。

今回は天窓を塞ぐ方法について解説します。
天窓(トップライト)を塞ぐメリット・デメリットに加え、リフォームの費用についても触れていくので、気になる方は参考にしてください。
天窓(トップライト)を塞ぐ方法
天窓(トップライト)を塞ぐ方法は以下の通り。
既存天窓(トップライト)を外す
↓
開口部をベニヤなどで塞ぐ
↓
ルーフィング(防水シート)で完全に防水
↓
新規屋根材で屋根施工

天窓(トップライト)塞ぐ方法によって、費用が変わってくるので注意したいところ。
仕上がりと予算を加味し、自分に合った方法で天窓(トップライト)を塞いでください。
天窓(トップライト)を塞ぐ必要があるケース
天窓(トップライト)を塞ぐ必要があるケースは一体何か気になっている方もいるのではないでしょうか?
主な理由は以下の2つ。
・耐用年数が近づいている
・雨漏りが発生している
天窓(トップライト)の耐用年数が近づくにつれ、
雨漏りや破損などのトラブルが発生しやすくなります。

被害が大きくなる前に天窓(トップライト)を塞ぐか交換するかの判断が求められます。
天窓(トップライト)の耐用年数は約25~30年。
周辺環境や災害の有無などにより、想像より早い段階で交換するケースも存在します。
天窓(トップライト)を塞ぐのにかかる費用
天窓(トップライト)を塞ぐのに安くても約10万円の費用がかかります。
サイズや破損状況などにより、費用が変わってくるので注意してください。
工事の内容によっては、20万円以上かかってきます。
天窓(トップライト)を塞ぐメリット
天窓(トップライト)を塞ぐ主なメリットは以下の通り。
・天窓(トップライト)からの雨漏りのリスクを抑えられる
・天窓(トップライト)メンテナンスする手間が省ける
・天窓(トップライト)からの暑さや寒さを感じにくくなる
・天窓(トップライト)からの雨音が響きにくくなる

これから、天窓(トップライト)を塞ぐかどうか悩んでいる方のために各メリットについて解説します。
気になる方は参考にしてください。
天窓(トップライト)からの雨漏りのリスクを抑えられる
屋根に穴が開いていると、どうしても雨漏りのリスクが発生します。
雨水や紫外線などにより、天窓(トップライト)回りの部材が劣化していきます。
天窓(トップライト)を塞ぐことで雨水が入り込むのを防止し、
天窓(トップライト)からの雨漏りのリスクを最小限にできるのがメリット。
天窓(トップライト)をメンテナンスする手間が省ける
天窓(トップライト)を手入れするのに悩まされている方も多いのではないでしょうか?
塞ぐことにより、掃除する手間を省くことができます。
また、高所での作業を行う頻度が減ることで転倒などのリスクも減らせます。
天窓(トップライト)からの暑さや寒さを感じにくくなる
天窓(トップライト)付近は暑さや寒さを感じやすいです。
塞ぐことで暑さや寒さに悩まされにくくなります。
ブラインドや紫外線などをカットする窓ガラスで暑さや寒さ対策を行うことも可能。
雨漏りのリスクや掃除の手間を加味した上で、
ブラインドや紫外線などをカットする窓ガラスで対応するかどうか判断してください。
天窓(トップライト)からの雨音が響きにくくなる
天窓(トップライト)に雨が当たらなくなるため、
雨音が響きにくくなるのもメリット。
雨音が気になって、仕事や勉強などに集中できないと感じた際は塞ぐのもひとつの選択肢です。
天窓を塞ぐデメリット
天窓(トップライト)を塞ぐのはメリットだけでなく、デメリットも同時に発生します。
デメリットを踏まえた上で塞ぐかどうか判断したいところ。
主なデメリットは以下の通りです。

・採光性が下がる
・通気性が下がる
・星空などを楽しめなくなる
ここでは、各デメリットについて触れていきます。
採光性が下がる
天窓(トップライト)を塞ぐことで採光性が下がってしまう点に注意してください。
日光を取り入れて、コンディションを整えている方もいるのではないでしょうか?
どこで日光を取り入れるかどうかも一度検討したいところ。
通気性が下がる
天窓(トップライト)が開閉式の場合、換気することができます。
ですが、塞ぐことで通気性がどうしても下がってしまいます。
断熱性や通気性を加味した上で塞ぐかどうか判断してください。
星空などを楽しめなくなる
天窓(トップライト)を塞ぐと、星空などを楽しめなくなるのもデメリット。
景観を楽しみたいかどうかも塞ぐかどうかの判断基準に挙げられます。
どのタイミングで天窓を塞ぐのがおすすめなのか
天窓(トップライト)を塞ぐなら、足場を用いる屋根工事の時がおすすめです。

屋根工事の際に塞いでしまえば、手間が省けます。
同時に行うことで費用も抑えられます。
天窓(トップライト)を塞ぎたい場合は業者に相談するのが大事
天窓(トップライト)に限らず、住宅に関する悩みがある際は業者に相談してください。
分からないことをそのままにしておくと、後で後悔するかもしれません。
トラブルを避けるためにも、信頼できる業者を見つけましょう。
施工事例や保証内容、施工エリアなどを細かくチェックし、依頼するかどうか判断することが求められます。
まとめ
天窓(トップライト)を塞ぐことは可能です。
塞ぎ方により、費用が変わってくるので、どの位の予算があるかチェックしたいところ。
業者に相談し、自分に合った資金計画を立てましょう。
天窓(トップライト)を塞ぐことでメリットだけでなく、デメリットも発生します。
メリット・デメリットを踏まえた上で塞ぐかどうかの判断を決定してください。
天窓(トップライト)の交換や修理ご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇天窓の専門店の天窓(トップライト)工事施工得意エリア
平塚市・茅ヶ崎市・伊勢原市・藤沢市・鎌倉市・逗子市・葉山町・横浜市・厚木市・秦野市・小田原市・大磯町・二宮町・大井町・海老名市・大和市・綾瀬市・座間市・清川村・愛川町・相模原市・寒川町
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天窓(トップライト)と一緒に交換すると良い?! 屋根の棟板金が浮くのはなぜ?
2023年01月20日
屋根の棟板金が浮くのはなぜ?
屋根の面同士を繋ぐ棟板金が浮いてしまうと、住宅に悪影響を及ぼします。
取り返しのつかない事態に発展する前に早めに対処することが大切です。

今回は、屋根の棟板金が浮く理由に加え、対処する際のポイントについて解説します。
雨漏りなどにより、屋根の状態が心配だと感じている方は一度参考にしてください。
釘が浮くことで屋根の棟板金も浮いてしまう
屋根の棟板金が浮く主な原因は、棟板金を固定している釘が浮いてしまうこと。
さまざまな理由で釘が浮き、被害が大きくなってしまいます。
釘が浮く主な理由は以下の通りです。
・経年劣化
・風圧
・気温の変化
・下地に用いられている木材の腐食
早速ですが、各理由について説明します。
経年劣化
住宅は年数が経つにつれて劣化していきます。
年数の経過に伴い、棟板金を固定する力が弱まり、釘が浮いてしまう場合があります。
築年数が長くなった場合、住宅全体をチェックし、違和感がないか把握しましょう。
風圧
屋根自体、風の影響を受けやすいです。
長年、風に晒されている間に釘が浮いてしまい、最悪の場合は抜けてしまうかもしれません。
台風や強風の後、屋根に問題がないかチェックしておきたいところ。
気温の変化
棟板金自体、気温による影響を受けやすいです。
気温が上昇すると、棟板金が膨張します。
それに伴って釘が浮いてしまいます。
また、気温が下がると、棟板金が元の大きさに戻るものの、釘は浮いたままなので注意したいところ。
棟板金の膨張と収縮は日々繰り返されます。
下地に用いられている木材の腐食
屋根の下地に木材が用いられています。
雨水が棟板金の継ぎ目などから侵入することにより、木材が腐食。
結果、釘が緩んでしまいます。
腐食した木材は釘を固定しにくくなるので、最終的に抜けてしまう恐れがあります。
屋根の棟板金が浮くとどのような弊害が起きるか
浮いた棟板金をそのまま放置するのは止めましょう。
さまざまな弊害が発生し、最悪の場合は取り返しのつかない事態に発展するかもしれません。
ここでは、どのような弊害が発生するかについて解説します。
雨漏り
長期間に渡って浮いた棟板金を放置し続けると、雨漏りが発生します。
屋根には、雨水の侵入を防ぐルーフィングが用いられているものの、何かしらの拍子で破損してしまう可能性もゼロではありません。
雨漏りが発生する前に屋根の補修を済ませることが重要です。
木材の腐食を助長
雨水の侵入により、雨漏りだけでなく、木材の腐食を促進させてしまいます。
結果、住宅全体が劣化し、倒壊する恐れが出てきます。
自分の身はもちろん、家族や資産を守るためにも木材の腐食に対して早めに対処することが重要です。
棟板金の落下
棟板金が剥がれ、屋根から落下する恐れがあります。
最悪の場合、人にケガを負わせたり、物を破損させるなどの被害に発展する可能性も十分考えられます。
台風などの災害が起きた際は、棟板金が落下していないかどうかチェックしましょう。
屋根の棟板金が浮いた際の対処法
屋根の棟板金が浮いた際、どのような対処が行われるか気になっている方も多いのではないでしょうか?
ここでは、対処法を何点か紹介します。
釘の補修
太めの釘を打ち、屋根の棟板金を固定。
場合によっては、ビスで固定する場合もあります。
ビスはネジになっているため、釘に比べて抜けにくいです。
棟板金自体を交換する
木材などに問題が発生していると、釘の補修だけでは済みません。
棟板金自体を交換し、雨漏りなどによる被害を防ぐことが重要です。
屋根の棟板金をDIYで補修しようとしない
屋根の補修を行う際、高所での作業も必要になってきます。
最悪の場合、屋根を破損させたり、落下などの事故が発生してしまうかもしれません。
破損状況によっては、想像以上に修理費用がかかってしまいます。
屋根の状態を悪化させないためにも、DIYで対処するのは止めましょう。
実は天窓交換時に棟板金も交換がおすすめ?!
実は天窓と棟板金の寿命は近く、おおよそ25年程度
天窓が雨漏りしているなどと言うことが起きている場合
棟板金も同時に交換したほうがいいでしょう
さらに、天窓交換時には足場を設置します
足場をかけることにより屋根作業もできるので
同時に棟板金の交換がオススメなのです。
業者に屋根の補修を依頼することが大切
屋根の棟板金が浮いていると感じた際は、業者にいち早く相談することが大切です。
修理費用を安く抑える場合、板金業者や金属屋根の修理を専門にしている業者に依頼することをおすすめします。
トラブルを避けるためには、信頼できる業者を見つけましょう。
業者の施工事例や費用、保証内容だけでなく、口コミやSNSでの反応もチェックしたいところ。
住宅の補修やリフォームなどを行う際は情報収集を入念に行ってください。
火災保険が利用できるケースがある
火災保険で屋根の補修ができる場合があります。
台風や強風などによる破損が認められると、火災保険が適用されます。
屋根の破損が生じてから3年以内に請求しないと、火災保険で屋根を補修できなくなってしまうので、注意してください。
まとめ
経年劣化や風圧、気温の変化などにより、屋根の棟板金が浮いてしまいます。
そのまま放置してしまうと、雨漏りなどの被害が発生します。
最悪の場合、大きな事故に発展し、自分だけでなく、周囲の方に被害が及んでしまうかもしれません。
普段から住宅に関心を持ち、違和感がないかチェックすることが大切です。
屋根に問題があると感じた場合は、業者に相談し、早めに対処してください。
屋根からの雨漏りや天窓(トップライト)からの雨漏りのご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
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天窓(トップライト)のプロから見た 天窓のガラスが割れた?天窓にはどんな種類のガラスがあるの?!
2023年01月12日
天窓のガラスが割れた!天窓にはどんな種類のガラスがあるの?!
住宅によっては、
天窓が取り付けられている場合があります。
予想外のアクシデントで天窓のガラスが割れてしまう点に注意したいところ。
これから、天窓のガラスを交換しようと考えている方もいるのではないでしょうか?
今回は、天窓に用いられているガラスの種類について解説します。
天窓に用いられているガラスの種類
天窓に用いられているガラスの種類は多岐に渡ります。
それぞれ違った特徴があり、リフォーム・リノベーションの際に各ガラスの特徴を押さえましょう。
主に以下の物が挙げられます。
・真空ガラス
・網入りガラス
・Low-E複層ガラス
・防犯ガラス

早速ですが、各ガラスの特徴について説明するので、天窓のガラスが割れて困っていると感じている方は一度チェックしてください。
真空ガラス
真空ガラスは、2枚のガラスの間に真空層を作り上げ、断熱性を高めたガラスを指します。
断熱性を高めることにより、夏の暑さや冬の寒さ対策が可能。
結露を発生しにくくし、カビの発生や住宅の腐食などを防ぎます。
網入りガラス
網入りガラスは、ワイヤーが入ったガラス。
ダイヤ模様またはスクエア模様にみえる物が多いです。
熱によって破損した際、ガラスが飛び散るのを防ぎます。
火が入ってきやすい場所に適しています。
Low-E複層ガラス
Low-E複層ガラスは、Low-E膜と呼ばれる金属膜をコーティングしたガラスです。
Low-E膜は錫や銀が用いられており、断熱性・遮熱性を高め、結露を発生しにくくします。
2つのタイプが存在しており、どちらか一方を選択する必要があります。
Low-E複層ガラスのタイプは以下の2つです。
・遮熱タイプ
・断熱タイプ
遮熱タイプは日差しを遮りつつ、室内を明るくするタイプです。
それに対し、断熱タイプは日差しを程よく取り入れ、室内を暖かくするタイプ。

天窓に位置に応じて、遮熱タイプと断熱タイプを使い分けましょう。
防犯ガラス
防犯ガラスとは、ガラスとガラスの間に複数枚のフィルムを挟んだガラス。
ハンマーやバールで叩いても割れにくくし、防犯性を高めています。
フィルムの枚数が多くなればなる程、厚みが増し、割れにくくなります。
リフォーム・リノベーションで防犯ガラスを取り付ける際、フィルムの枚数を一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
天窓以外の窓に防犯ガラスを用いるかどうかも検討したいところ。
また、防犯ガラスによっては、紫外線をカットする機能が付いています。
室内の物が退色するのを防ぎたいと感じている方は、紫外線をカットする機能が付いているかどうかチェックしてください。
天窓に用いるガラスを選ぶ際のポイント
天窓にガラスを取り付ける際、
どのような点を押さえると良いか疑問に感じている方も多いのではないでしょうか?
納得のいくリフォーム・リノベーションにするためにも、
選び方を押さえることが大切です。
ここでは、天窓に用いるガラスを選ぶ際のポイントについて紹介します。
費用
リフォーム・リノベーションを行う際、ある程度の費用がかかります。
予算に合わせて、天窓に取り付けるガラスを選びましょう。
防犯性
窃盗や強盗のリスクを最小限に抑えたいかどうかによっても選択肢が変わってきます。
不審者が侵入する経路を1つでも多く減らしたいと感じている方は、
防犯ガラスがおすすめです。

防犯性を高める際は、防犯ガラス以外の設備を導入するか検討したいところ。
周辺環境
周辺環境によっても取り付けるガラスが変わります。
西日に悩まされている
・冬は床が冷たくなる
・湿度が高くてカビが心配など、
住宅に関する悩みを一度整理することをおすすめします。
固定するか開閉できるようにするか検討することも大事
天窓は、固定するタイプと開閉できるタイプに分けられ、
リフォーム・リノベーションを行う上でどちらを選択するかも重要です。
固定するタイプは設置しやすい反面、
換気できない点に注意しましょう。
開閉できるタイプは開閉することで換気できる反面、
防犯対策を意識する必要があります。
それぞれメリット・デメリットがあり、扱いやすいと感じたタイプを選択してください。
天窓のガラスについて業者に相談するのが大事
天窓のガラスが割れて交換が必要だと感じた際、
業者に一度相談することをおすすめします。
施工実績や保証内容、施工エリアなどをチェックし、
依頼するかどうか判断してください。
取り付けるガラスだけでなく、
天窓の位置に関するアドバイスも頂けるかもしれません。
また、天窓の状況をカメラで撮影し、
業者に写真を送りましょう。
業者に依頼する際、
正確な見積もりを出せるようにすることが大切です。
写真から破損状況だけでなく、
ガラスの種類やサイズも把握することができます。
まとめ
天窓に用いられているガラスの種類は複数存在しており、
目的や周辺環境に応じた物を選ぶことが大切です。
1年を通して、快適に過ごせる環境づくりを心掛けましょう。
屋根のリフォーム・リノベーションを予定している方は業者に天窓に関するアドバイスを受け、
どのようなリフォームプランにするか一度話し合ってみてはいかがでしょうか?
屋根からの雨漏りや天窓(トップライト)からの雨漏りのご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。